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2009.11.30 (Mon)

便漏れ用のパッドについて

ほとんどお漏らしをすることはなくなったのですが、ごくたまに漏らしてしまうことがあります。

仕事中に漏らしてしまうと執務に支障が出てしますし、
何よりパンツを汚してしまうと精神的ダメージが大きいので、
まだ、便漏れ対策用に尿取りパッドを使用しています。

今日は、今まで私が使ってきた尿取りパッドの変遷をお送りします。

L1010792.jpg


手術後、便が漏れることをあまり意識していなかったので、
術前どおりトランクスで過ごしていたのですが、
手術後初めての排便が始まって直ぐに、トイレに間に合わずお漏らしをしてしまう事態が発生しました。

看護師さん報告したら、尿取りパッドを貸してくれました。
それ以来、尿取りパッド+ぴったりパンツの生活の始まり始ま~り。

L1010793.jpg


1 リフレ 男性用スーパー尿パッド お徳用パック 21cm×38cm 56枚入

しばらくこれを使っていましたが、ずれ防止用テープがないため、寝ているうちに所定の場所から外れてしまうことがあります。唯一の利点は、パットを捨てるときに都合の良いテープがついているので、小さく折りたたんで捨てることができます。

2 ピジョン ハビナース 男性用尿とりパッド 横モレ防止超高立体ギャザー 20cm×46cm 52枚入

これは、前後にずれ防止用のテープが付いているので非常に使い勝手がいい。
1年以上これを使っていました。
しかし、横モレ防止超高立体ギャザーが実はじゃま。
お尻の間にギャザーが挟まって、便が外に漏れてしまう可能性がある。
このため、使用前に毎回ギャザーを鋏で切って使っていました。
これが結構面倒なので、次の候補を探すことに。

L1010795.jpg


3 ライフリー あんしん尿とりパッド 女性用 21cm×49cm 57枚入 

別に本来の使い方をしていないので、女性用でも問題ないので、ギャザーのない製品を購入。
女性用だからかどうか知れませんが、素材が柔らかく股間に優しい感じがします。
毎回切っていたギャザーが無いのが楽です。
しかし、ずれ防止テープが後方1箇所しかないので、やはり動いているとずれてしまいます。
それを想定して両面テープを購入しましたが、粘着力が弱くて外れることもありました。

4 アテント パンツ用尿とりパッド らくらく交換 13.5cm×49cm 38枚入 おしっこ3回分


前後に強力なずれ防止テープがあり、フィット感は最高。
ただ、他のがおしっこ2回分なのに、これだけがおしっこ3回分なため、
前後長が長くお尻だけでなく前までカバーされる。

5 アテント 尿とりパッド スーパー吸収 21cm×36cm 57枚 

大きさはこれが一番フィットしますが、後ろにしかずれ防止テープが付いていないため、
やはりずれてしまいます。

今のところは、4と5を状況に分けて使い分けています。

L1010796.jpg
L1010797.jpg


体型とか行動に合わせて、やはりいろいろなのを使ってみて、
自分に最適なものを見つけることが大切ですね。

でも、一番は早くパッドを使わなくて済むようになりたいものです。


追記
12月1日の晩から明け方に十数回のトイレに行きました。
そして、大量の排便、柔らかいで頻便の終焉を迎えるいつものパターンでしたが、
最後の柔らかい便で粗相をしてしまいました。
幸いなことに、一番強力な4を着けていたので完璧にキャッチしてくれました。
邪魔にならない程度の横に付いている折り返しが堤防の役割を見事に発揮してくれました。
私にとってベストは4ですね。

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2009.11.29 (Sun)

ココロと体にやさしいがん治療SP 最新報告!ニッポンの医療

がん関係の番組紹介です。


最新報告!ニッポンの医療
~ココロと体にやさしいがん治療SP~


番組概要

がん大国ニッポンの治療最前線!体にできるだけ負担をかけず、患者の生活を守る治療方法が選ばれる時代に!がんと闘うドクター、そして患者やその家族たちに密着取材!!

免疫細胞療法とは?▽進化した放射線治療

関西テレビ
2009年11月29日(日)
ひる4:00~5:25 放送
石原良純
【出演】

ナビゲーター
石原良純
監修
森安史典
(東京医科大学消化器内科主任教授)

【内容】

今や日本人の約2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなっています。
がんは、まさに国民病とも言え、いつ、誰がかかってもおかしくない身近な病気なのです。がんはからだの細胞が分裂るすときに起こったミスで、「老化」の一種とも言えます。日本は世界一の長寿国でこれだけ高齢化がすすんでいますので、がんという病気が増えているワケです。

我々はがんと聞くと死をイメージしがちですが、「がん」を克服している人々も数多くいます。もちろんそこには医療の進歩、がんと闘うドクターたち、そして患者を支え励ます家族の姿がありました。
「がん治療」と聞くとこれまでつらい治療というイメージもありましたが、今ではできるだけQOL(Quality of Life)=生活の質を落とさないための治療方法が選ばれるようになってきました。
今回、番組ではそんな「がん治療」最前線を徹底紹介します!

関東では、出たな妖怪!美川憲一を放送していますので、放送は西日本だけでしょうかね。

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2009.11.28 (Sat)

インフルエンザ接種

新型インフルエンザワクチンに製造をシフトしているため、季節性のインフルエンザワクチンの製造量が減産され、職場での予防接種は抽選となっている。
幸運なことに私は当選して職場で接種できることになった。

職場では2名の新型インフルエンザの罹患者が見つかったが、
大半は季節性のインフルエンザで、
最近になって回りでも季節性インフルエンザに罹っている人が増えてきた。

こうしたことから、妻も予防接種を受けることしました。
インフルエンザ予防接種は保険診療でないため、病院によって費用がまちまちで
1,500円から3,500円位と幅が広い。
もちろん私たちは一番安い1,500円の病院に毎年接種に行っているのですが、今日妻が病院に行くと、入り口にワクチン終了の張り紙があった。

やはり安い病院から、ワクチン減産の影響が出てくるみたいです。


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2009.11.27 (Fri)

再放送 がん 生と死の謎に挑む  立花隆 思索ドキュメント

がん 生と死の謎に挑む  立花隆 思索ドキュメント


再放送が決定しました。

2009年12月13日(日)  午後4時45分~5時58分 NHK総合


○ 「がん 生と死の謎に挑む  立花隆 思索ドキュメント」の概要


がん幹細胞に関する内容もありました。

○ 体のどこかに時限爆弾が潜んでいるのか



この番組を見ていて思い出した記事がありましたので、転記しておきます。


がん患者の8割超「最後まで病気と闘う」、医療者とギャップ  読売新聞 2009.1.14
 


 がん患者の8割以上は、最後まで病気と闘うことを望みつつも、死を意識せずに普段通りに過ごしたいと考えていることが、東京大によるアンケート調査で明らかになった。

 逆に、がん診療に当たる医師や看護師は、将来の病状の変化や余命を知って、死に備えることを重視する割合が多く、患者と医療関係者の間で価値観のギャップがあることが浮き彫りになった。

 調査は昨年、「望ましい死」や「死生観」について、同大病院放射線科を外来受診しているがん患者や一般市民、同大でがん診療に当たる医師・看護師ら医療関係者を対象に実施。計1138人から回答があった。

 「最後まで病気と闘うこと」に対しては、患者の81%と一般市民の66%が「必要である」と答えた一方、医師、看護師はそれぞれ19%、30%にとどまった。「身の回りのことが自分でできる」「死を意識せずに、普段と同じように毎日を送る」ことも、患者や市民の8~9割が「必要」としたが、医師では約半数だった。

 一方、医療関係者は「残された時間を知っておく」「会いたい人に会っておく」ことを重視し、死への心構えなどの準備をしたいと考える傾向があった。


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2009.11.26 (Thu)

ウミガメ海に帰る

今年下半期の連続テレビ小説は我が県の美波町が舞台です。

L1010709.jpg


町の名前のとおり、きれいな海が自慢です。


L1010702.jpg


そして有名なのが、ウミガメの上陸地であること。


L1010707.jpg


プールの中を泳ぐ亀を見ていると、心安らぎます。
焚き火をじっと見つめている時の感覚に似ています。


     



美波町で生まれたウミガメは遥かメキシコ湾まで泳いで大きくなり、
卵を産みに日本に帰ってきます。

地図も持たずに2万キロもの長旅は、人間にとったら宇宙旅行にも相当するような
壮大な旅ではないでしょうか。

今日は幸運なことに、漁師の網に引っかかったウミガメを放流する場面に立ち会いました。

海に帰っていくウミガメを見て、また帰ってきてくれるように、
きれいな海を守っていかなくてはいけないと感じました。

それでは、放流シーンを。ウミガメ君、また帰ってきてね。


     


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2009.11.23 (Mon)

がん 生と死の謎に挑む  立花隆 思索ドキュメント

ガン関係の放送のお知らせです。
見逃した方は,NHKですからそのうち再放送があるでしょう。


2009年11月23日(月) 午後10時00分~11時13分
総合テレビ

立花隆 思索ドキュメント
がん 生と死の謎に挑む

ジャーナリストの立花隆氏は、一昨年、膀胱がんの手術を受けた。NHKは手術の様子や、その後の治療の過程を長期に渡って映像に記録してきた。その中で、立花氏は本質的な疑問に向き合い始めた。「人類はなぜ、がんという病を克服できないのか?」。

立花氏は今、世界中の最前線の研究者たちを取材する中で、がんの正体を根源的な部分から見つめなおそうとしている。明らかになってきたのは、がんという病が、生命誕生の謎と深く結びついているという神秘的な事実だ。

例えば、がんの原因とされている「がん遺伝子」は、同時に、生命の誕生から成長に至るまでに不可欠な遺伝子でもあることがわかってきた。さらに、がん細胞は生命40億年の進化の果てに得た様々な細胞の仕組みを利用して、増殖し転移することも明らかになりつつある。

がんは、小さなほ乳類から恐竜まで、あらゆる生物に見つかる。実はがんは、私たちが多細胞生物として生まれたことで決定づけられた、宿命なのではないか。だとすれば、私たち人類は、がんとどのように向き合えばいいのか。

ジャーナリストとして、そして一人のがん患者として、人類最大の病、がんの謎に挑む立花氏の思索の旅を追いながら、私たちとがんとの新たな向き合い方を探る。


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2009.11.23 (Mon)

タイヤ洗い

車を買い替えたので、スタッドレスタイヤが合わなくなったので
ヤフーオークションに出すことにしました。
今まで購入ばかりで、出品は初めてです。

1年ぶりにお目にかかるタイヤは汚れているので、高値がつくように3時間かけて丹念に洗いました。
タイヤを黒々するWAXも買ってきましたが、疲れ果てて、
もうそこまでしなくてもいいっかと思い出して、これで終了。

L1010740.jpg


久しぶりの本格的な運動で、これまた久しぶりにお腹がペコペコになりました。

ということで、お得意のすし屋さんでお持ち帰りをしました。

こちらは特上。厚さ1cmはあろうかというトロ。
L1010777.jpg

こちらは今日の料理長のおススメ。

DSC04179.jpg

千円少々でこのボリューム。
海産物豊かな地方に生まれたことをありがたく思いながらいただきました。


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2009.11.21 (Sat)

世界初 消化器がんを血中遺伝子解析で9割判定

世界初 消化器がんを血中遺伝子解析で9割判定…金子・金沢大教授ら

学内ベンチャーと契約 来年にも導入

 金沢大学医学類の金子周一教授らの研究グループは19日、消化器がんの有無を血中の遺伝子の変化で判別する技術開発に世界で初めて成功したと発表した。胃、大腸、膵臓がんのいずれかの有無を9割の精度で判別できたといい、消化器がんの早期発見、治療が期待される。

 金子教授らは、消化器がんが発生した場合にだけ働きが変化する約1800の遺伝子群が、血球中に存在することを発見。血液2・5ミリ・リットルを使い、特に変化の大きい約800の遺伝子群を解析した。

 がん患者53人の症例検査では、がんと関連した物質の血中濃度を調べる腫瘍マーカーでは27%だった判別率が、遺伝子解析では91%の精度で三つのがんの有無が判定できたという。さらに、腫瘍マーカーでは正常と診断された初期(1a期)の胃がん患者の判別にも成功したという。

 がんの種類も約7割の精度で識別でき、難しいとされる膵臓がんの早期発見にも期待している。金沢大は、自前の発明を事業化する学内ベンチャー「キュービクス」と特許許諾契約を結び、この検査法は早ければ来年末にも、医療現場に導入される見込み。
(2009年11月20日 読売新聞)


私は大腸ガン手術前でも、腫瘍マーカーが上がっていませんでした、それに比べるとかなり期待できるようですね。
これが、人間ドックや健康診断にも導入されるようになれば、早期発見につながりそうですね。


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2009.11.18 (Wed)

新しいパソコンが来ました

ここ暫く記事のアップが滞っていたのには訳がありまして。

我が家のテレビ事情は、インターネットで番組を調べてIEPGを利用してパソコンで録画予約しています。録画してから見ると、CMカットができるので時間の節約にもなって、我が家のパソコンは大活躍です。

その、ハードワークがたたってか、録画ができなくなったので、ついに新しいパソコンを購入することになりました。今まで使っていたパソコンは2001年購入ですから、ドッグイヤーといわれるITの世界で8年間もがんばってくれた優れものです。

そして、新しいパソコンはXpからひとっ飛びにWindows7となりました。
スペックは、これまた最新のCPUのintel i7 860で、4MBのメモリと1TBのHDD、そしてそろそろ老眼が必要となる人にも嬉しい24インチのディスプレイで、しめて驚きの12万円。
自作パソコンはお安いです。

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データ移行とか設定に戸惑って自分のブログへのアクセスも滞っていました。

などと記事を書いている時に、これまた記念すべき日が訪れました。


めったに出くわすことのできない瞬間に遭遇しました77777

777.jpg

皆々様のアクセスに感謝します。

劇速パソコンにニヤニヤしているのでした。

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2009.11.04 (Wed)

体のどこかに時限爆弾が潜んでいるのか

朝日新聞に興味深い記事がありましたので,添付しました。
リンク切れになるといけないので,全文を張り付けてあります。




がん根絶へ、狙え「幹細胞」 [09/10/27]

                        東京科学グループ・佐藤久恵

国民の死亡原因の1位を占める「がん」。この異常に増え続ける細胞の塊の中に、とりわけ増殖能力の高い細胞が見つかった。これが「親分」となり、「子分」のがん細胞を増やしているらしい。「がん幹細胞」と呼ばれるこの親分を狙い撃ちできれば、夢のがん根絶につながると期待されている。

◇高い増殖能力、まず「親分」を標的に

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がんは、遺伝子の変異が重なって制御が利かなくなり、異常に増え続けてしまう細胞の塊だ。臓器に侵入したり、遠くに転移したりする。悪性の分泌物を出し、正常な細胞の栄養を奪い、大きくなって臓器を圧迫、死にいたらしめる。

◇同じでない「悪者」

がんの治療は、こうした細胞の塊を「みんな同じ悪者」とみなして除去することを目標とする。しかし、塊がすべて同じではないことが分かってきた。

「一部の細胞だけが高い増殖能力をもち、がん細胞をつくり続けていることが明らかになってきた」と九州大の赤司浩一教授は話す。この一部の細胞が「がん幹細胞」だ。「親分」として、「子分」のがん細胞をたくさんつくるというシナリオだ。

幹細胞は、1本の幹から枝葉が広がるように子孫を増やす「種」のような細胞。正常な幹細胞は体の様々な場所にあり、自身のコピー細胞と、それぞれの組織で皮膚や肝臓など枝葉にあたる細胞をつくり出す。

このおかげで、例えば細胞が太陽の紫外線や発がん物質によって傷ついても、新しい細胞ができて入れ替えられるという。

がん幹細胞は、正常な幹細胞や、それに近い細胞の遺伝子にいくつもの変化が起こってできると考えられている。

幹細胞ががんにも存在するという予想は50年代ごろからあったが、有力な証拠が見つかったのは97年。細胞を調べる技術が進んで、カナダの研究チームが、血液のがんである白血病の細胞から見つけた。03年には乳がん、その後、脳腫瘍(しゅ・よう)や大腸がんなどでも報告が相次いだ。

がん幹細胞の特徴は、高い増殖能力だ。

赤司さんたちは、ヒトの白血病の細胞を取り出し、がん幹細胞が入っている細胞群と入らない細胞群に分けて、マウスに移植し、がんができるかどうかを調べた。

すると、幹細胞が入っていない細胞は約100万個移植しても白血病にはならなかったのに対し、幹細胞を含む細胞では1000個ほど移植しただけで、がんを発症した。

◇必然だった再発

さらに、がん幹細胞は抗がん剤や放射線にめっぽう強い。治療して、がんが死滅したように見えても、数年後に再発してしまうことがあるが、幹細胞が残っていて、再発の原因になっているらしい。

「薬や放射線で死滅できるのは子分のがん細胞だけで、親分の幹細胞はしぶとく生き延びてしまうと考えられている」と慶応大の佐谷秀行教授は説明する。

再発は偶然に起こったのではなく、生物学的な必然だったという考え方だ。

寿命の長い幹細胞の分裂サイクルはゆっくりで、その生存を支える細胞などに囲まれた隠れ家のような場所で守られているのだという。

元凶が幹細胞ならば、治療は幹細胞を狙い撃ちすればいい――。こんな新しい治療法を探る研究が始まっている。

「世界でも注目分野に成長してきた」と田賀哲也・東京医科歯科大教授はいう。米国や日本癌(がん)学会で、05年ごろから、がん幹細胞をテーマにしたシンポジウムが開かれるようになった。研究論文も03年は世界で数本しかなかったが、08年は約500本に増えたという。

研究者たちが考えている治療の戦略の一つは、がん幹細胞の表面だけにあるたんぱく質を探して、それを直接攻撃する方法。生き延びさせている隠れ家をなくしたり、そこから追い出したりする方法なども試みられている。

東京大の宮園浩平教授らは、治療が難しい脳腫瘍の幹細胞を標的にした治療法の開発をめざしている。

幹細胞の能力を維持するカギとなる物質を探し出し、その働きを妨げる戦略を描く。「がん幹細胞としての能力を奪って、ふつうのがん細胞に変えてしまう方法」という。子分の細胞だけになってしまえば、あとは抗がん剤などでやっつけられる。

がん幹細胞はまだ謎が多い。

最初の1個はどう生まれるのか、すべてのがんに幹細胞があるのかといった基本的なしくみの解明もこれからだ。しかし、宮園さんは「幹細胞の理解を深めて、うまく手なずけることができれば、がんの根絶という人類の悲願も夢ではないと考えている」と期待している。

                   ◇          ◇

《筆者の佐藤久恵から》


体をむしばむ「がん細胞」にも「幹細胞」があるようだと聞いたとき、意外な感じがしました。幹細胞は、体の様々な場所で傷ついて死んでいく細胞を入れ替えて、体を維持してくれている「働き者」のイメージがあったからです。

しかし、言われてみれば、がん細胞と幹細胞は似ています。がんは無秩序でコントロールが利かないことを除けば、どちらも、とても高い増殖能力をもっています。

幹細胞の考え方が、がんにもあてはまるならば、がん治療は大きく変わりそうです。生存率に密接にかかわる再発や転移を防ぎ、治療の難しい脳腫瘍などの治療にも、新しい道を開く可能性があるからです。

がん幹細胞の研究は、ここ数年の間に米国を中心に広がってきました。がん研究者に加えて、血液や幹細胞学などの研究者が引っ張っています。ただ、がん幹細胞1個を特定することはまだ難しく、がんの種類によって幹細胞が含まれる割合も幅がありそうなことから、その存在について否定的な研究者もいるそうです。大いに議論を深め、がんの本質に迫ってほしいです。

人類ががんを克服するのは簡単なことではありませんが、幹細胞を狙った治療法の開発をめざす、ある研究者は、医師として治療にあたっていた経験から、「まずは、せめて働き盛りの人のがんを治したい」という思いで取り組んでいるそうです。若い人のがんは進行が早く、幼い子どもが残され、家族の生活が大変になる現実を見てきたからです。

がん幹細胞研究が今後、どう進んでいくのか、見守っていきたいと思います。


出典はここです。
https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/BcQb3dm3be





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